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高濃度のハイドロキノンは白斑の元、適切な濃度のモノを使って

2019年11月09日
顔を洗っている女性

ハイドロキノンは美白効果に優れているのですが、メラニン色素を生み出している細胞が極端に減少をした時、白斑と言われる症状が出ることがあります。ハイドロキノンを使用した部分の肌が白くなってしまう症状であり、一般的に5%以上の高濃度のものを、長期的に使用した際に起こることが多いとされています。さらに10%という高濃度のものではこの症状が起こる可能性が大変高くなり、濃度が高ければ高いほどこういったリスクも高くなるのです。実際に白斑になったという症例は確認されていないのですが、全くリスクが生じないというわけではないので注意が必要です。

このような白斑の心配が起きたのは、昔日本で使用されていたハイドロキノンベンジルエーテルという成分が、白斑を引き起こしてしまい、肌トラブルを抱えてしまった人が数多くいたことがきっかけとなっています。厚生労働省ではこのようなトラブルがあったため、ハイドロキノンベンジルエーテルを化粧品の中に入れることを規制し、さらに構造が似ているハイドロキノン自体にも規制がかけられたのです。構造は似ているもののこの2つは別物であり、日本ではようやく正式に判明されたため現代では成分が含まれた化粧品が多く登場するようになった歴史があります。

とはいえ、構造が似ているということは白斑が起こる可能性もあり、白斑を防ぐには、いきなり肌の状態もよく確認せずに、高い濃度のものを使用しない、使用をしている時は日焼け止めをしっかりと塗るということが大切になります。仮に白斑が起こってしまったらハイドロキノンでは対処できないので、皮膚科でレーザーを用いて色素をとり戻すことができます。ですが、白斑の部分のメラノサイトが消失している場合は治すのが難しくなります。もし白斑が起きた場合は、クリームの使用を中止して、すぐに専門の医療機関を受診するようにしてください。

一般的な皮膚科においては0.04の成分が含まれていた4%というクリームを使用しています。0.04という割合はちょうど効果と副作用のバランスが良いものであるからです。副作用には個人差があるものの、高濃度であれば出やすいことが判明しているので、いきなり濃度の高いものを塗らないようにすることが大切なのです。

ハイドロキノンクリームはたとえ濃度が低くても十分に美白効果を得られる薬でもあります。そして効果が出たかな、と実感することができるまでには数週間かかることがあり、治療自体は平均して3か月程度かかります。そして3か月使用しても必ず改善されるとは言えず、医師と相談をして、どのような治療をしていくか、このままハイドロキノンクリームを使用していくかなどを決めると良いでしょう。自分勝手に濃度を変えたものを使用したり、使用方法を守らなかったりするのはやめたほうが良いです。特に使用方法を守るということは、薬を使用する上でとても大切なことですので、回数などを増やさないようにします。