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ハイドロキノン効果を発揮するメカニズム

2020年05月15日

人間の場合紫外線を多く浴びてしまうと、表皮の基底層にあるメラノサイトでメラニンを合成してしまいます。このメラニンは本来紫外線から肌を守る作用をしているのですが、肌のトラブルや紫外線からのダメージが強いなど様々な要因が重なると過剰に蓄積されてしまい、シミができてしまいます。つまりシミができるメカニズムは、紫外線が表皮の細胞に当たって活性酵素がメラノサイトという細胞に刺激を与え、その刺激を受けた細胞の中ではチロシナーゼと呼ばれる酵素が働いてチロシンを酸化させ、色素を生成します。次々と作られるため徐々にメラニン色素は沈着し、はっきりとしたシミになるのです。作らないようにするには、この過剰に働いてしまっているチロシナーゼの働きを阻害しなくてはなりません。

ハイドロキノンは、肌の漂白剤と言われるほど美白効果があり、メラニン生成の酵素を抑える働きをするためシミを予防することができ、しかもメラニン色素を還元するのでシミを薄くすることができます。シミを予防するものとしては、メラニン色素を茶色く変色させるチロシナーゼと言われる酵素の働きを阻害するので、紫外線をたくさん浴びてしまっても、シミができる前に生成を防ぐことが可能なのです。チロシナーゼというのはメラニンの合成酵素であり、チロシンはチロシナーゼによって酸化されてしまい、変化していくのです。もちろんビタミンC誘導体もこのチロシナーゼの働きを抑え込むことができるのですが、より強力に働くのがハイドロキノンになっており、美白成分の10から100倍ほどの効果があるとされています。

そしてハイドロキノンにはシミを薄くする効果があり、メラニンを分解する力が大変強いです。シミなどの色素沈着が起こるのは、メラニンのもとになっているチロシンが酸化反応を起こしてしまい、さらに酸化反応を繰り返すため最終的に濃度の濃いメラニン色素になることが関係しています。ハイドロキノンの場合、肌の表面に存在しているシミに高い効果を示し、そばかすや炎症後に起こる色素沈着、日光黒子ともいわれる老人性色素斑にも効果を示します。ただし、皮膚の深い部分にできてしまっているものに関しては効果が出ることは少なく、ハイドロキノンでは効果を得ることは難しいので違った方法で除去をしたほうが良いでしょう。

このようなメカニズムでハイドロキノンは、肌の漂白剤とも言われ、美白効果を高めています。ハイドロキノン自体には純粋なものと、安定型のものとがあり、純粋のものは純度100%のハイドロキノンが含まれており、不純物が混ざっていないのでより高い水準の漂白効果がありますが、肌への刺激は若干強めです。安定型は、一般的に使用されるもので保湿剤などが含まれており、肌への刺激も少ないです。純粋なものと比べると安定型の方が漂白作用は薄れており、同じパーセント表記がされていても、安定型は純粋なものの3分の1程度の濃度となるので、どういったものが使用されているかを確認することが大切です。