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ハイドロキノンは効果抜群、強い薬なので長期使用はダメ

2019年11月22日
肌がきれいな女性

ハイドロキノンは、昔は写真の現像などに使用されていたのですが、その成分自体はイチゴや麦芽、コーヒーやブルーベリーなどの食べ物にも含まれており、比較的身近な物質でもあります。シミの原因となるメラニンの生産を促す酵素の活性化や、その合成を抑える作用があるので大変強力な美白剤として知られており、一般に販売されている市販薬の中にも含まれるようになりました。だいたい市販の美白用化粧品には、2%以下の濃度の配合となるのですが、皮膚科などを受診すると5%から10%といった高い濃度のものを使用することができ、シミや黒ずみといったものを改善していくことができるのです。

そもそも人間の場合紫外線を浴びてしまうと、メラニンを生成しろという指令が出されます。これは肌を守るための活動でありメラニンを生成することで紫外線からの刺激を守っているのですが、指令が出されるとチロシンというアミノ酸ができ、チロシナーゼによってチロシンに働きかけをして茶褐色のメラニンに変化します。つまりこのチロシナーゼの働きを抑えてメラニンを防ぐにはビタミンC誘導体やコウジ酸、アルブチンといった成分が良いのですが、これらのものよりもその作用が強いものがハイドロキノンなのです。アルブチンと比較してみるとハイドロキノンは100倍ものパワーを持っていることが確認されています。

これほどの効果がある美白剤なのですが、なかなか取り扱いが難しく、光や温度、時間や酸素といったものの影響を受けやすく酸化が簡単に始まります。ハイドロキノン自体は白い粉なのですが、酸化が始まると黄色く変色して効果も弱くなり、違う物質へと変化をしてしまいます。古くなってきている薬剤を使用すると肌への刺激となり、効果が出るどころか副作用で悩む結果となりますので、できるだけ配合してすぐのものを使用する必要があるのです。

そして注意すべき点は長期使用を避けるという点があげられます。高濃度のハイドロキノンを長期使用した場合、白斑になってしまったという報告もあるからです。海外においては6%から8%のハイドロキノンを大量に長期使用して、そのあとに無防備な状態で紫外線を浴びてしまったため色素沈着や色素の脱失がおきたという報告もあります。同じ箇所に強い成分のハイドロキノンを付け続けてしまうとこのような副作用が起きてしまうことがあるので、必ず薄くつける、もしくは長期使用を行わないようにしましょう。

目安としては6か月が限度となります。皮膚科で処方されるハイドロキノンは5%のものが多く、だいたい2か月を過ぎたころから効果を実感することができます。5%を超えてくると1か月程度で効果が出るのですが、その分同じ箇所ばかりに塗っていると白斑の危険性が高まるのです。そして長期使用してしまうと、ハイドロキノンに対して耐性ができてしまい効き目が薄くなりますし、光に対しても敏感になることがあります。ですので、始めは弱く含まれているものから使用し、様子を見ながら長期的に使用するのは控えるようにします。