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ハイドロキノンの経口摂取は頭痛吐き気を招く!赤ちゃんの届かないところに

2019年12月09日
顔にクリームを塗る女性

美白目的でハイドロキノンを使用する場合、クリーム状になっていることが多く錠剤では存在していません。ですが、近年では手作りで美白化粧品を作ろうと考える人も増えており、粉末状になったハイドロキノンが販売されていることがあります。自分が持っている乳液やクリームを容器に移してそこに適量のハイドロキノンを入れて、滑らかになるまでよく混ぜるのですが、水に溶けにくい性質があるので、溶けにくい場合は50度のどのお湯で溶かさなくてはなりません。さらに自然に放冷するまで待たなくてはならず、劣化が進みやすいので1週間で使い切る量を作らなくてはならないのです。

ハイドロキノンは、ヒドロキノンとも言い、ヒドロキノンの強力な漂白作用を美容用に転じたもので軟膏やクリームといったものが販売されています。どちらかと言えばメラニン生成を促すチロシナーゼの反応を阻害するよりも、メラノサイトに対して毒性を通じて作用している薬です。美白効果が大変高いのですが、その分副作用など体に対しての影響も少なからずあり、慎重に使う必要がある成分でもあるのです。

ヒドロキノンにおいては写真現像液にも含まれているのですが、その現像液を摂取したことによって急性中毒を起こし、死亡した方はだいたい5gから12gの摂取となっていました。この死亡原因は、血液の酸素運搬機能が低下したことによる呼吸器不全となっているのです。そして成人の場合、1gを経口摂取した際急性影響として、吐き気やめまい、耳鳴りや息苦しさ、呼吸数の増加や嘔吐、筋収縮や頭痛、呼吸困難やチアノーゼ、せん妄など様々な副作用が出てしまい、重篤になる場合もあるのです。

化粧品に含まれている成分だからといって、安易に扱ってしまうと、万が一赤ちゃんなどが服用してしまうと多大な急性影響を及ぼし、大人よりもひどい吐き気や頭痛、息苦しさを感じてしまうので、しっかりと管理をしなくてはなりません。子供の場合、興味本位で触ってしまうこともあるので、うっかり経口摂取しないよう、高い場所に粉末状のものをしまっておくか化粧品を作っているところを子供に見せないようにしましょう。

ハイドロキノンが含まれた化粧品類を作ろうとした場合、濃度に気を配らなくてはならずもし濃い濃度のものを知らない間に作ってしまったら、それを毎日つけているとその部分だけが白く色素が抜けてしまい白斑の原因となることが多いです。取り扱いも難しく簡単に酸化をし、しかも酸化をした後は違う物質に変化をするので、肌への負担もさらに増してしまうのです。そういったリスクを踏まえたうえで自作の化粧品類を作ることが大切です。

そして子供はいろいろなことに興味を持っており、いつの間にか親のやることを目にして自分でも真似てみようと動き出します。子供が触ったり、経口摂取などしたりしてしまった場合、吐き気などの副作用が出ることが懸念されます。危険を伴う物質でもあるので、取り扱いは慎重に行うようにしましょう。