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ハイドロキノンでがんになる、は嘘、WHOも補償

2020年01月10日

美白効果が大変高いハイドロキノンですが、一時期使用するとがんになるのではと、考えられていました。これは実際のところ、マウスの動物実験においてハイドロキノンの薬を使用することで発がん性が認められたことで、このような嘘の噂が流れてしまったのです。人においては内服ではなく外用薬として使用されていますし、WHO世界保健機構においても、1999年にハイドロキノンに対して、人に対する発がん性は分類できないといった意見を出しています。

日本においては日本産業衛生学会において評価されていないという発表であり、EUではヒトに対して発がん性が懸念されるが、証拠が不十分な物質という分類がされています。マウスと人とでは違う反応を見せる可能性もありますが、WHOの見解を受けて日本産業衛生学会でもこのような結果を出しているのです。

なお、海外の有名アーティストの肌が白く透き通るようになってしまったのはハイドロキノンによる影響だという嘘が流れていますが、実際にはハイドロキノンモノベンジルエーテルという別物であり、このハイドロキノンモノベンジルエーテルはメラニン色素の合成を阻害する働きが大変強く、そして色素細胞に対しても毒性が強いので長期的に使用してしまうと元に戻らない状態になり白斑を起こしてしまうのです。今ではこのハイドロキノンモノベンジルエーテルが化粧品に使用されるのは禁止されています。

現在のところ、これらの安全性については目の刺激性は濃度が2%以下であればほとんどないか軽度であり、試験データでは皮膚の刺激性はないと報告されているので、ほとんどないです。目の刺激性については不明な部分があり、皮膚感作性、つまりアレルギー性は、濃度に関係なく皮膚感作が起こる可能性があるとしています。

ハイドロキノンの場合、様々な濃度のものが治療に用いられていますが、濃度が高いからといって効果が高く出るとは限りません。人によって肌の状態は違いますし、どのようなシミができているかにもよるからです。ですので、いきなり高い濃度から始めてしまうと、肌への刺激が強くなり逆に副作用が出やすくなってしまいます。そしてハイドロキノンは古いシミほど、美白の効果が出るまでに時間がかかる性質があるのですが、一般的に長く使用するのは控えたほうが良い成分でもあります。消えないからといってむやみにつけるのはやめるようにしましょう。

効果がある分副作用もありますし、注意点もあります。大きな副作用としては白斑であり、濃度が高くなるにつれてかゆみや赤み、ひりひり感などが出てくるリスクが高いです。皮膚がもともと弱い人の方が副作用が出やすい傾向にあるので、使用方法はしっかりと守るようにすることが大切となってくるのです。成分的に発がん性は認められておらず多くつけるとがんではなく、肌の状態が悪くなると考えてください。正しく使うことで効果をより引き出すことができる成分です。