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トレチノインは休薬が必要、ハイドロキノンは?

2020年01月28日

美白効果があるものにハイドロキノンがありますが、ハイドロキノンと同じように肌を白くするものとしてトレチノインがあります。トレチノインはビタミンAであるレチノールの誘導体で、表皮の深い層にあるメラニン色素を外に追い出す働きをします。だいたい2から4週間でメラニン色素を外に排出することができるのです。そしてトレチノインによって角質がはがされ、それに伴ってコラーゲンも増殖するのでシミの他にしわの改善にもなります。

比較的刺激のある外用薬のため、使用量を間違ってしまうとかぶれや刺激といった副作用が出てくることがあります。赤みや刺激が強いと感じた場合は一回使用を中止して医療機関に相談をすると良いでしょう。使い始めて数日後ぐらいに赤みや痛みが起こり、塗っている部分がカサカサすることがあるので、副作用が出ているのかもと感じることがありますが、この期間の場合、シミを漂白しているので、一時的な症状となります。肌の代謝が上がっている時の反応ですので、そのまま継続すると肌が慣れていき効果が現れてきます。だいたい3か月から半年程度で効果が実感できるのですが、このトレチノインの場合、長期間使用し続けてしまうと肌に耐性ができてしまい、効果が低下していくので、4から8週間使用したら1か月は休薬の期間を設けるなど、休薬を意識して使用していく必要があるのです。

多くの皮膚科においてはこのトレチノインとハイドロキノンの併用が行われており、この2つの薬剤を併用することでよりシミを薄くしていくことができます。併用療法ではまずトレチノインをシミの部分に塗り15分ほど経過した時点で、ハイドロキノンを重ね塗りをします。トレチノインを必要以上に広めないためにもハイドロキノンを塗る場合は外側から塗ることが大切になるのです。そしてトレチノインは休薬をしなくてはならないのですが、その休薬期間中もハイドロキノンを継続して塗ることが多いです。

同じ美白効果のあるハイドロキノンの休薬に関しては、配合されている濃度にもよりますが、4%ほどの濃度のハイドロキノンを使用したところ5か月後には美白の改善が止まることがあったという結果があります。これはメラニン細胞がハイドロキノンに対して耐性を持ってしまうためであり、光に過敏になりやすいなどが理由としてあげられますが、医師によっても意見が分かれるところであり、休薬は必要がないというケースもあります。3か月から6か月ほど使用したら一回休薬をする、という方法をとっている皮膚科は多いですが、肌の状態にもよりますので医師と相談をしながら進めていく方が安心です。

どちらも強い効果と刺激がある薬で、ピンポイントで使用することが基本となっています。かぶれや赤み、刺激といったことが起こりやすい薬剤でもありますので、自己判断で使用を継続したりやめてしまったりしないほうが良いでしょう。肌の正確な情報を知るためにも医師との相談が必要です。